米ミズーリ州、新型コロナ対応をめぐり中国を提訴

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新型コロナへの対応をめぐり中国を提訴したミズーリ州のシュミット司法長官/Andrew Harrer/Bloomberg/Getty Images

新型コロナへの対応をめぐり中国を提訴したミズーリ州のシュミット司法長官/Andrew Harrer/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米ミズーリ州は21日、新型コロナウイルスへの中国の対応がパンデミック(世界的な大流行)につながり、同州に深刻な影響を及ぼしたとして、同国政府や主要機関を相手取った訴えを起こした。

シュミット司法長官が同州の連邦裁判所に提訴した。米国の州当局が中国を訴えたケースはこれが初めて。

訴訟では、中国当局が当初、人から人への感染に関する情報を世界保健機関(WHO)に伝えず、感染拡大を抑える方策も講じていなかったと主張。感染の中心地となった武漢市は1月中旬、新型ウイルスの危険性が把握されていたにもかかわらず、食事をともなう4万人規模のイベントを開催したと指摘した。

さらに、感染拡大にいち早く警鐘を鳴らした医師らの口を封じ、医療従事者らが使う防護具を買い占めるなどした結果、世界に甚大な人的、経済的被害をもたらしたと訴えている。

パンデミック前のミズーリ州の失業率は過去10年で最も低い水準に抑えられていたにもかかわらず、今では世界恐慌以来のレベルまで悪化したとしている。

ただし専門家によると、外国政府は米国の裁判所の管轄外とされているため、提訴が認められない可能性もある。

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