米空母の新型コロナ陽性者93人に、グアムのホテルで隔離へ

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米海軍の空母「セオドア・ルーズベルト」の乗組員を隔離するため、グアムで下船させることがわかった/MC3 Nicholas Huynh/U.S. Navy

米海軍の空母「セオドア・ルーズベルト」の乗組員を隔離するため、グアムで下船させることがわかった/MC3 Nicholas Huynh/U.S. Navy

ワシントン(CNN) モドリー米海軍長官代行は1日、新型コロナウイルスの感染が拡大中の空母「セオドア・ルーズベルト」について、これまでに水兵93人が検査で陽性反応を示したと明らかにした。一部の水兵は米領グアムのホテルで隔離される見通し。

国防総省高官はCNNの取材に、海軍の見方として、今後さらなる検査結果が判明するにつれ、感染者数は増えるとみられると明らかにした。

モドリー氏によると、セオドア・ルーズベルトの乗組員約4800人のうち、これまでに1273人が検査を受けており、一部については依然として検査結果を待っている状況だという。

モドリー氏は国防総省での記者会見で、すでに約1000人の水兵を船から退避させ、寄港先のグアムの陸上に移送したと説明。数日中に計2700人を下船させる予定だとしている。

ただ、ギルデイ海軍作戦部長は、原子炉の運用など不可欠な任務については継続する必要があり、全乗組員を退避させるわけにはいかないと指摘した。

モドリー氏も「この艦船には兵器や弾薬、高価な航空機、原子炉が搭載されている。一定数の乗組員は船の安全維持に当たる必要がある」と強調した。

同空母では急速に感染が拡大している。国防総省は先週、乗組員3人の陽性が判明したと確認。その2日後、陽性者数は25人に増え、3月31日には少なくとも70人となっていた。

国防総省によると、米軍全体では1日午前の時点で814人が陽性反応を示しているという。

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