スーパーチューズデー バイデン氏、サンダース氏の勢いを抑えるか

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バイデン前副大統領/Sean Rayford/Getty Images

バイデン前副大統領/Sean Rayford/Getty Images

(CNN) 11月の米大統領選に向けた野党・民主党の候補者選びで、14州が一斉に予備選を実施する「スーパーチューズデー」が3日にある。バイデン前副大統領が、サンダース上院議員の勢いを抑えるのかや、この日から本格的に選挙戦に参加するブルームバーグ前ニューヨーク市長の動きに注目が集まる。

2月29日のサウスカロライナ州予備選で勝利したバイデン氏は素晴らしい流れに乗っている。バイデン氏は、民主党の中心部をまとめ、サウスカロライナ州予備選後に撤退を表明したブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長とクロブシャー上院議員から支持を取り付けた。民主党のエスタブリッシュメント(既得権層)は、サンダース議員がトランプ大統領と対決するには左寄り過ぎると危惧している。

問題は、バイデン氏の勢いが、数年かけて築いてきたサンダース氏の選挙キャンペーンに対抗できるかだ。

スーパーチューズデーの行方を決める要素にはバイデン氏が過去数日で作り出した勢いが鍵となりそうだ。CNNの出口調査によれば、バージニア州の有権者の約半数は支持者をこの数日に決めたとしている。ノースカロライナ州の民主党の有権者の約3割も同じだ。

スーパーチューズデーは、ブルームバーグ氏や、ウォーレン上院議員にとっても今後の行方を占うという意味で重要だ。

選挙戦に5億ドル以上を費やしたブルームバーグ氏は今回初めて本格的に選挙戦に入る。ウォーレン氏にとっても選挙戦を続ける理由が必要だ。ウォーレン氏がもし一つも勝てなかったり、どの州でも代議員を得るために必要な15%の得票率に達しなかったりした場合、選挙戦での存在意義は失われかねない。

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