吹雪から生還の子どもたち、穴を掘って一夜過ごす 米アラスカ州

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吹雪から生還、7歳少年に話を聞く

(CNN) 米アラスカ州の村からスノーモービル遊びに出掛け、一時行方不明となった子ども4人は、猛吹雪の中で穴を掘り、体を寄せ合って一夜を生き延びたことが分かった。

イーサン・カミール君(7)は先週、親戚の子どもたち3人とスノーモービルに乗って出掛けたまま行方不明になった。一行は翌日、村から約30キロ離れた場所で見つかった。

イーサン君は指の凍傷で入院したアンカレジ市内の病院で、CNN系列局の取材班に「初めは帰る道を見つけようとした。でも寒くなってしまった」と話した。そこで穴を掘り、中で眠ることにしたという。

残る3人は14歳と8歳の兄弟、そして2歳の幼児だった。病室に付き添うイーサン君の母アイリーンさんによると、年上の3人は2歳児を命がけで守ろうとした。兄弟の兄が抱きかかえ、イーサン君は入り口の近くで風を防いだという。

兄は別の病院に入院して治療中だが、弟と2歳児は帰宅している。

手に包帯を巻いたままおもちゃで遊ぶイーサン君を見守りながら、アイリーンさんは「あんな思いはだれにもさせたくない」とつぶやいた。

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