米国務省、中国渡航は「再検討を」 警戒レベル引き上げ

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ワシントン(CNN) 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの流行を受け、米国務省は27日、中国への渡航に関する警戒レベルを1段階引き上げ、渡航の再検討を勧告する「レベル3」とした。

湖北省への渡航については先週の時点で「レベル4」に引き上げ、渡航しないよう勧告していた。国務省はさらに、不要不急の職員とその家族全員に対して湖北省からの退避を指示した。

米国務省は、そうした職員や米国人を武漢市から退避させるためのチャーター便を手配。27日には、このチャーター便が中国時間の29日午前に出発し、米カリフォルニア州オンタリオへ向かうと説明した。

当局者によると同機には、武漢に残った場合にコロナウイルスに感染するリスクが高い米国民を優先的に搭乗させる。乗客は全員が米疾病対策センター(CDC)による検査や健康診断の対象となり、経過観察を義務付けられる。

同機には医療関係者が搭乗して感染者がいれば手当てを行い、感染拡大を食い止める。

当局者によると、武漢市在住の米国人はおよそ1000人。

27日にはCDCも、中国への渡航注意情報を3段階で最も高い「警告」に引き上げ、不要不急の中国渡航を控えるよう勧告した。

米国ではこれまでに少なくとも5人のコロナウイルス感染が確認されており、感染者はさらに増える見通し。中国では27日の時点で2800近い症例が確認され、少なくとも80人が死亡している。

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