米連邦地裁、「壁」建設に国防費の転用認めず トランプ政権に痛手

トランプ政権が意図した壁建設のための国防費転用に、連邦地裁が待ったをかけた/NICHOLAS KAMM/AFP via Getty Images

トランプ政権が意図した壁建設のための国防費転用に、連邦地裁が待ったをかけた/NICHOLAS KAMM/AFP via Getty Images

ワシントン(CNN) 米テキサス州の連邦地裁は10日、トランプ政権に対し、国防総省の予算を転用してメキシコとの国境の壁建設の費用に充てることを認めない判決を下した。十分な資金を確保して大統領選での主要公約だった壁の建設を果たしたい政権側にとっては痛手となる結果だ。

エスパー国防長官は今年9月、国防総省の予算36億ドル(約3900億円)をメキシコとの国境の壁建設にかかわる11のプロジェクトに転用することを承認した。これに対し、テキサス州エルパソ郡と人権団体がトランプ政権を相手取り、壁建設のための追加の資金を得る権限はないとして訴訟を起こしていた。

壁の建設をめぐる費用については、議会が13億7500万ドルの予算をすでに承認している。

今回の判決を受け、原告の代表を務める非営利団体の顧問、クリスティー・パーカー氏は声明で「大統領が王様ではないことが示された。我が国の裁判所には、大統領が一線を越えるのを阻止しようとする意志がある。それが明らかになった」と述べた。

ただ判決の対象となるのは国防総省の資金の一部にとどまる。今年7月には最高裁が同省の資金25億ドルを壁建設に回すことを認める判決を下しているが、この資金の転用は引き続き有効となっている。

また壁建設のために確保されたその他の資金についても、今回の判決の適用対象からは除外される。

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