ブダジェッジ市長、弱点は黒人票 2020年米大統領選

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米大統領選の立候補者、ピート・ブダジェッジ氏/Sean Rayford/Getty Images

米大統領選の立候補者、ピート・ブダジェッジ氏/Sean Rayford/Getty Images

(CNN) 2020年の米大統領選に向けて民主党からの指名を目指す争いが続いているが、先ごろ各種世論調査で上位に食い込んできたインディアナ州サウスベンド市長のピート・ブダジェッジ氏に大きな弱点があることが分かった。黒人層からの支持の少なさだ。

ブダジェッジ氏はアイオワ州やニューハンプシャー州などの世論調査で上位につけている。しかし、黒人の有権者を引き付けることができなければ、支持率の上昇もはばまれ、最悪のケースでは選挙戦自体が停滞しかねない。

ブダジェッジ氏も黒人層からの支持を得ようと取り組みを続けていると明らかにしている。黒人層からの支持が得られていないことについては、ジョー・バイデン前副大統領をはじめとする他候補のように何年にもわたって築き上げた関係性がないためとしている。

選挙戦が始まって数カ月が経過したが、ブダジェッジ氏に対する黒人層からの支持に変化はない。キニピアック大学の最近の調査によれば、サウスカロライナ州でブダジェッジ氏を支持する黒人層は0%だった。熱心な支持者からもこうした現状に懸念する声が出始めている。ブダジェッジ氏はまた、選挙で選ばれた黒人の役職者からの支持についても他の主要候補に後れを取っている。

黒人の有権者は民主党にとって重要だ。特にサウスカロライナ州では黒人層が投票者集団として影響力を持っている。

ブダジェッジ氏は初期に投票が行われるネバダ州でも黒人層からの支持を得られていない。ネバダ州の有権者の10%超を黒人が占めている。3月3日の「スーパーチューズデー」では複数の州で一斉に投票が行われるが、その中のアラバマやバージニア、ノースカロライナの各州でも黒人の人口は多い。

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