ペンス米副大統領がイラク訪問、クルド自治政府議長と会談

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ペンス副大統領が予告なしにイランを訪問した/Andrew Harnik/AP

ペンス副大統領が予告なしにイランを訪問した/Andrew Harnik/AP

(CNN) ペンス副大統領は23日、イラクを予告なしに訪問した。同国西部の米軍基地で駐留部隊を激励し、北部クルド人自治区で自治政府を率いるバルザニ議長と会談した。

ペンス氏はアサド空軍基地で米兵約150人を前に演説し、トランプ政権は兵士らの給与引き上げに努めていると強調。国防予算の増額は数カ月前に議会を通過しているはずだったが、「党派政治」と「際限のない調査」で議事進行が遅れていると述べ、トランプ大統領に対する下院での弾劾(だんがい)調査を暗に批判した。

また、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の指導者だったバグダディ容疑者が米軍の急襲作戦で死亡したとの知らせを受けた瞬間を振り返って「決して忘れない」と述べ、米兵らの拍手を浴びた。

ペンス氏とカレン夫人は同基地で、28日の米感謝祭にちなんだ七面鳥の昼食を兵士らに振る舞った。

同氏はアブドルマハディ首相と電話で会談したほか、クルド人自治区の中心都市アルビルでバルザニ氏と会談。米国とクルド人勢力の強いきずなを確認し、クルド人部隊とともにISISなどテロ組織の復活を阻止する決意に変わりはないと述べた。

トランプ政権は先月、シリア北部でクルド人部隊を支援していた米軍部隊の撤退を発表。これに対してクルド人切り捨てとの批判が相次ぎ、一部の部隊は残留させると発表した。

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