電動キックボードのブレーキワイヤー切断 男を逮捕

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電動キックボードのブレーキワイヤー切断、映像公開

(CNN) 米フロリダ州フォートローダーデールの市街地でシェアリング用の電動キックボードを狙い、ブレーキワイヤーを切断するなど悪質ないたずらを繰り返したとして、地元在住の男が逮捕、起訴された。

同市の警察は1日、犯行の現場をとらえた防犯カメラの映像を公開した。ランド―ル・ウィリアムズ被告(59)が路上の電動キックボードに近付き、シェアリングサービスのQRコードに白いステッカーを張り付けたり、ブレーキワイヤーを切断したりしている。

警察によると、同市南東部では4月5日以降、複数のメーカーの電動キックボード計140台以上が被害を受けた。

警察は容疑者を絞り込み、ウィリアムズ被告に注目した。犯行の大半が同被告のアパートから通り2本以内の範囲で起きていた。

28日未明と29日朝に張り込みを実施したところ、被告がアパートから出てきて物陰や裏道を歩き回り、1日目に7台、2日目に9台の電動キックボードにいたずらする姿が確認された。

逮捕された時にはワイヤーカッターなどの工具を持ち、手袋をしていた。

警察によると、電動キックボードの修理費用は1台につき推定70ドル(約7500円)。この中には、修理期間中の業者の損失に対する営業補償は含まれていない。

同市では複数の企業が電動キックボードのシェアリングサービスを提供中。このうちの1社は利用者の安全のためとして、該当地区の全ての電動キックボードの稼働を停止した。被告に損害賠償を求めると表明している業者もある。

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