ポーランドへのF35機売却を承認、トランプ政権

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米政府がステルス機能搭載の最新鋭戦闘機「F35」のポーランドへの売却を承認/Staff Sgt. Madelyn Brown/USAF

米政府がステルス機能搭載の最新鋭戦闘機「F35」のポーランドへの売却を承認/Staff Sgt. Madelyn Brown/USAF

ワシントン(CNN) トランプ米政権は12日までにポーランドへステルス機能を保持する最新型戦闘機F35を計32機売却する方針を決め、米連邦議会に正式に通告した。売却価格は65億ドル(約7020億円)相当。

米国防総省は声明で、ポーランドの自衛力の向上、同国が目標とする軍事力の近代化に貢献すると共に米国、北大西洋条約機構(NATO)加盟国や他の同盟国との相互運用性をさらに高めるとの意義を強調した。

ポーランドはロシアによるウクライナへの軍事介入を契機に、国防支出を着実に増やし続けている。NATO加盟国内で提唱されている国内総生産(GDP)の2%分の国防費への配分を実行している数少ない国の1つともなっている。

NATOの統計データによると、ポーランドの今年の国防費は約119億米ドル。F35調達の予算は全体額の中で大きな比率を示す。

米国の欧州の同盟国でF35を導入しているのはノルウェー、イタリア、オランダに英国。ベルギーとデンマークも調達を検討している。

米国は最近、同機開発に部品供与などで関与してきたトルコがロシア製の地対空ミサイルシステム「S400」の搬入を開始したことを受け、F35の売却を拒む姿勢に転じていた。

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