トランプ氏、G7出席を疑問視 「非生産的な時間消費」

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トランプ大統領。G7に出席する必要性への疑問や不平を漏らしていた/Win Mcnamee/Getty Images

トランプ大統領。G7に出席する必要性への疑問や不平を漏らしていた/Win Mcnamee/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領が毎年開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)への出席の必要性を疑問視し、生産的な時間の使い方ではないなどと側近にここ数週間こぼしていることが24日までにわかった。

側近とのこの種の会話の経緯に詳しい消息筋が明らかにした。今年のG7はフランスで開かれるが、トランプ氏は参加することに不平を示していたという。ただ、最終的には出席のため米時間の23日夜に出発する予定。

G7出席への嫌気は過去2回のG7サミットで、貿易や温暖化防止の「パリ協定」などの議題をめぐり自らの政策と他の首脳との意見対立が目立っていることを反映しているとみられる。トランプ氏のG7参加は今年を含め3回目となる。

消息筋によると、トランプ氏は日本の安倍晋三首相やフランスのマクロン大統領を含む世界の国家指導者との会談でもG7出席への不満を漏らしている。安倍首相や今年のG7を仕切るマクロン氏は過去半年にわたってトランプ氏の出席を説得していたという。

消息筋によると、トランプ氏は環境問題や海洋汚染問題などで長々しい議論が続くことにいらだってもいる。また、G7の舞台で大統領としての自ら業績を持ち上げる十分な機会がないとも判断しているという。

フランス・ビアリッツで開かれる今回のG7にトランプ氏が出席するかついては、ホワイトハウス内でも晩春になるまで見極めがつかなかったという。

ただ、来年のG7主催国は米国で、開催場所としてはトランプ氏がフロリダ州マイアミ近くに持つゴルフリゾート施設が有力視されてもいる。

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