点滴つけて外出の黒人患者、盗みの疑いかけられ逮捕 米

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点滴装置の窃盗疑い、黒人患者を逮捕 米

(CNN) 米イリノイ州の病院で先月、点滴をつけたまま外出した黒人の患者が警備員に呼び止められ、点滴装置を盗もうとした疑いをかけられた。患者は同行の2人とともに逮捕され、人種差別的な扱いを受けたと苦情を申し立てている。

シャキール・デュークスさん(24)がフェイスブックへの投稿で説明したところによると、デュークスさんは先月、休暇で同州フリーポートに滞在している間に肺炎で倒れ、2日間入院した。

2日目の9日午前、気分が良くなったので医師の許可を得て散歩に出た。兄弟と交際相手の男性が同行して病院の外へ出ると、警備員が3人を呼び止め、デュークスさんの点滴スタンドを見て、インターネットのオークションで売り飛ばすつもりかと尋ねた。

デュークスさんが散歩に出ただけだと説明し始めた時、警備員は警察に「黒人男性3人が病院から医療機器を盗み出そうとしている」と通報した。警官が出動し、秩序を乱した疑いなどで3人を逮捕した。

デュークスさんは連行される車内でぜん息の発作を起こし、警察署から手錠をかけられたまま病院へ送り帰されたという。

警察の報道官によると、この件については外部のチームが事実関係を調べている。責任者は別の警察署の黒人署長が務めているという。

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