生後10週間の乳児死亡、96カ所に骨折 両親を逮捕 米テキサス州

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生後10週間の娘を死亡させた疑いで、両親が逮捕された/Houston Police Department

生後10週間の娘を死亡させた疑いで、両親が逮捕された/Houston Police Department

(CNN) 米テキサス州ヒューストンで、生後10週間の娘を死亡させた疑いで、両親が殺人などの容疑で逮捕された。検視の結果、死亡した娘は全身に重傷を負い、96カ所を骨折していたことが分かった。

同州ハリス郡の裁判所の記録によると、父のジェイソン・ロビン容疑者は殺人容疑、母のキャサリン・ホワイト容疑者は娘の保護を怠ったことによる傷害の容疑で逮捕された。

死亡した娘のジャスミンちゃんは、頭蓋骨(ずがいこつ)の骨折のほか、肋骨(ろっこつ)71カ所と、両腕や両脚、胴体の長骨の23カ所が折れていた。

ジャスミンちゃんは2018年に29週目の早産で誕生し、7月3日に無事退院した。ところが同月14日に再度入院。明らかに虐待と思われる頭部の外傷があったことから、病院が捜査当局に通報した。ジャスミンちゃんは頭部のけがが原因で15日に死亡した。

父のロビン容疑者は、娘の泣き声を聞くと耳鳴りがして逆上し、怒りが抑えられなくなるとドアを激しく閉めることもあったなどと供述している。

一方、母のホワイト容疑者は調べに対して当初は病院の蘇生措置が原因だったと主張し、その後同居人に暴行されたなどと供述を変えている。

7月10日にジャスミンちゃんを診察した小児科医は、目の周りのあざを見つけてすぐ病院に連れていくよう両親に指示したが、両親はそのまま家に連れて帰ると主張したという。

ロビン容疑者は今月24日に、ホワイト容疑者は25日に逮捕された。2人とも、有罪になれば終身刑を言い渡される可能性がある。

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