米国と戦えば「イランは終わり」、トランプ大統領が警告

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トランプ米大統領がイランに対し「脅迫するな」と警告/Mark Wilson/Getty Images North America/Getty Images

トランプ米大統領がイランに対し「脅迫するな」と警告/Mark Wilson/Getty Images North America/Getty Images

ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領は19日、ツイッターでイランに対し、米国と戦うのであればイランは国として「正式に終わる」と警告した。イランとの関係悪化を受け、同国に向けられるトランプ氏のコメントは厳しさを増している。

トランプ氏はツイートの中で「もしイランが戦うのなら、それはイランという国の正式な終わりにつながるだろう」「二度と米国を脅迫するな!」と強調した。

米国とイランをめぐっては、軍事衝突が起こりかねないとの懸念が高まりつつある。米政府の当局者らは最近の情報に基づき、イランもしくは同国の支援する民兵組織が米国の施設への攻撃を計画している可能性について議論している。また自己防衛的な活動を通じて米国側の動きを牽制(けんせい)する意図があるのかどうかについても検証している。

CNNが事情に詳しい米当局者の話として17日に伝えたところによると、米国はペルシャ湾を航行するイランの一般商船数隻の画像を入手したと主張。これらの船がミサイルなどの武器を積み込んでいたと認識しているという。米政府は現時点で、こうした武器の積載を裏付けるいかなる証拠も提示していない。

CNNはこれまでにも、多くの当局者に取材し、イラン船による武器の輸送について報じている。それによれば最近のミサイル輸送は、ペルシャ湾外へ向かう従来の輸送パターンに従ったものではないという。イランは内戦の続くイエメンで自国の支援する武装勢力のためにミサイルを供与しているが、今回米国はこれと異なる武器の動きを認識し、イランを脅威とみなす判断材料の1つとした形だ。

米国のポンぺオ国務長官は先週、トランプ政権の意向としてイランとの戦争は望まないと明言。ただ仮にイランが攻撃を開始した場合、米国は「迅速かつ決定的な」反撃に出ると警鐘を鳴らしている。

「トランプ前大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]