イスラム教徒への差別、米国民の82%が認識 黒人や同性愛者上回る 

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ミネソタ州から出馬して下院議員(民主)に当選を果たしたイルハン・オマール氏/MANDEL NGAN/AFP/AFP/Getty Images

ミネソタ州から出馬して下院議員(民主)に当選を果たしたイルハン・オマール氏/MANDEL NGAN/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) イスラム教徒について、米国民の82%が「差別に直面している」と考えていることが17日までにわかった。ヒスパニック系や同性愛者などを上回り、最も高い割合となった。米シンクタンクのピュー・リサーチ・センターが調査結果を明らかにした。

アフリカ系(黒人)が少なくとも何らかの差別に直面していると答えた人の割合は80%だった。

米国内のイスラム教徒をめぐっては、初の女性イスラム教徒の下院議員(民主)であるイルハン・オマール氏がイスラム教徒は「2流市民」として扱われているとの見方を示したことに対し、トランプ大統領がツイッターで、オマール議員発言の様子や2001年の米同時多発テロの映像とともに、「我々は決して忘れない!」と投稿するなど論争が起きている。

今回の調査によれば、民主党支持か民主党寄りの無党派層の4分の3がイスラム教徒に対して多くの差別があると回答した。これは、2013年の56%から上昇した。一方、共和党支持か共和党寄りの無党派層では13年の31%に対し34%と、ほとんど同じ割合にとどまった。

今回の調査ではまた、ユダヤ人が多くの差別に直面していると回答した人の割合が2016年に比べて大きく増えた。今回の調査では24%がユダヤ人が多くの差別に直面していると答えたが、これは2016年の調査から11パーセントポイントの増加だった。

今回の調査は3月20日から25日にかけて米国内の成人1503人を無作為に選出して固定電話もしくは携帯電話でインタビューした。誤差の範囲はプラスマイナス3パーセントポイント。

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