大統領選出馬の民主クロブチャー氏が対話集会、現実路線打ち出す

エイミー・クロブチャー議員が対話集会で有権者らと意見を交わした/CNN

エイミー・クロブチャー議員が対話集会で有権者らと意見を交わした/CNN

(CNN) 2020年の米大統領選の民主党候補に名乗りを上げているエイミー・クロブチャー上院議員が18日夜、CNN主催の対話集会で有権者らと意見を交わした。約束できないことには「ノー」と明言するなど、現実的な姿勢を印象付けた。

クロブチャー氏は今月10日、正式に出馬を表明したばかり。集会はニューハンプシャー州の大学で開かれた。

民主党内では現在、トランプ政権への反発から急進左派の声が勢いを増しているが、クロブチャー氏は穏健派の立場を取る。集会でも急進的な政策には慎重な姿勢を示し、問題を手軽に解決する方法などないと訴えた。

国民皆保険制度の導入を支持するかという質問には「将来の可能性としては考えられるが、今できることを探している」と答え、オバマ前政権の医療保険制度改革(オバマケア)を改良することに注力したいと述べた。

急進左派が掲げる厳格な気候変動対策「グリーン・ニューディール」については、その発想をたたえる一方、10年で化石燃料を排除するといった目標は「願望」であり、実現性に乏しいとの見方を示した。

同氏は出馬表明と同時に、トランプ政権が離脱を表明した地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」への復帰と、同じく撤廃を宣言したオバマ前政権による「クリーンパワー計画」の実行に向けた取り組みを約束していた。

しかし集会で大学の無償化について問われると、「大学生全員に4年間の学費をゼロにする案は支持しない」と明言。多くの学生らが見守るなか、「私が魔法使いだとしたら、全員にそれを提供できるとしたらするのだが」と語り、学費ローンの返済支援など、より現実的な案を示した。

「私が本当のことを言わなければ」と声を上げ、「米国は巨額の債務を抱えている。トランプ政権は事態を悪化させ続けている」と警告した。

会場の聴衆が立ち上がって拍手を送る姿からは、クロブチャー氏の現実路線が一定の支持を得るだろうという可能性が感じられた。しかし党内で左派寄りの風が強まり、大統領選候補の乱立が予想されるなか、候補指名争いで支持層をどこまで広げることができるかは未知数だ。

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