米政府機関、一部閉鎖へ つなぎ予算可決できず

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21日中に米上院で採決を行う予定はなく、22日午前0時に政府機関が一部閉鎖となる/J. Scott Applewhite/AP

21日中に米上院で採決を行う予定はなく、22日午前0時に政府機関が一部閉鎖となる/J. Scott Applewhite/AP

(CNN) 米連邦議会は21日、つなぎ予算案をめぐる採決の見通しが立たないまま休会し、22日午前0時から一部政府機関が閉鎖されることが確実になった。

上下両院とも休会に入った。共和党のコーニン上院院内幹事は、上院で21日夜に採決を行う予定はないとしている。

国土安全保障省、司法省、住宅都市開発省など、連邦政府の約4分の1にあたる機関では午前0時に予算が失効する。この1年で3度目の政府閉鎖となるが、これは40年ぶりの事態だ。

ただ、上院は休会前に、一時帰休となる連邦政府職員への給与を保証する法案を通過させた。可決は全会一致だったが、下院でも可決する必要がある。

この日午後には、ペンス副大統領やマルバニー行政管理予算局(OMB)長官、トランプ大統領の娘婿のクシュナー上級顧問が連邦議会入り。共和党のコーカー上院議員はその直後、大統領と議会指導部の間で合意が成立するまで、予算問題に絡む採決を行わないとの方針を示した。

今週前半の段階では、つなぎ予算の成立は確実な情勢だった。だが、トランプ氏は20日、上院を通過した予算案に署名しない考えを表明。下院は同日、トランプ氏が国境の壁建設費として要求する50億ドルを盛り込んだ予算案を可決したが、上院の通過に必要な票が集まらないことは21日の時点で明らかで、上院では採決が行われなかった。

トランプ氏は21日午後、記者団に対し、「これは民主党による閉鎖だ。我々は自分たちの仕事やった」と述べた。

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