トランプ大統領就任式の実行委を捜査、寄付金不正利用の疑い

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トランプ大統領就任式の実行委を捜査か

ワシントン(CNN) 2017年に行われたトランプ米大統領の就任式をめぐり、実行委員会が寄付金の不正利用の疑いでニューヨーク連邦地検の捜査対象になっていることが14日までにわかった。事情に詳しい情報筋が明かした。

この捜査については米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に報じていた。

同紙が捜査状況に詳しい関係者の話として伝えたところによれば、検察当局はまた、影響力確保や新政権への浸透を図る人物の献金を実行委が受け取っていなかったかどうかも調べている。

同紙は政治的な便宜と引き換えに資金提供する行為について、献金の不正利用と同様に違法だとしている。実行委は非営利団体として登録されていた。

実行委は声明で、就任式は「適用可能なすべての法律を順守して行われた」と強調。捜査について把握しておらず、検察からの連絡もないと述べた。

委員会の財務内容は内部組織や独立団体による監査を受けており、連邦選挙委員会(FEC)と内国歳入庁(IRS)への会計報告も済ませたとしている。

ホワイトハウスのサンダース報道官は報道について聞かれ、「大統領や夫人とは何の関係もない」と述べた。

WSJ紙によれば、捜査のきっかけの一つとなったのは、トランプ氏の元個人弁護士マイケル・コーエン被告への捜査で押収された資料だった。

昨春コーエン被告の関係先を捜索した際、被告とメラニア夫人の元アドバイザーの会話の録音を押収したが、元アドバイザーはこの中で、資金の使途について懸念を表明していたという。

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