米民主党ペロシ氏、下院議長続投へ批判派と合意 任期に上限も

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ナンシー・ペロシ議員が党内の批判派と合意し、下院議長選出へ向けて足場を固めた/Alex Wong/Getty Images

ナンシー・ペロシ議員が党内の批判派と合意し、下院議長選出へ向けて足場を固めた/Alex Wong/Getty Images

(CNN) 米民主党のナンシー・ペロシ下院院内総務は12日、下院議長に就任した場合の任期をもう2期までとすることで党内の反対派と合意したと発表した。来年1月に行われる議長選出の投票で票を確保できる公算が大きくなった。

ペロシ氏の下院議長就任をめぐっては、指導部の世代交代を求める一部の民主党議員が阻止に動いていた。

ペロシ氏は声明で、「私は夏の間、新世代の指導部との橋渡し役になる考えを明言してきた」と述べた。

ペロシ氏は合意の一環として、民主党指導部3人の任期に制限を設ける案を支持した。ペロシ氏のほか、メリーランド州選出のステニー・ホイヤー議員と、サウスカロライナ州選出のジェームズ・クライバーン議員の任期にも制限を課す。3氏は10年以上にわたり下院民主党を引っ張ってきた。

今回の合意では、指導部の任期を最高3期と規定している。これ以上の任期を目指す場合には、党内で現行の過半数を上回る3分の2の票が必要となる。

この案は過去にさかのぼって適用され、ペロシ氏の任期は2019年で3期目という計算になる。21年に3分の2の票を得て4期目を手にしたとしても、これが最後の任期となる。ペロシ氏は民主党が多数派を占めた2007~11年の下院で2期にわたり議長を務めていた。

下院議長を選出する投票は1月3日に行われる予定。議長候補を選ぶ先月の党内投票では、ペロシ氏が85%以上の票を確保した。3日の下院全体の投票では、これを若干上回る票が必要となる。

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