ポルノ女優に3400万円の支払い命令、トランプ氏の弁護士費用

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名誉棄損の訴えを棄却されたクリフォードさん(左)に弁護士費用の支払い命令が下った/Drew Angerer/Getty Images

名誉棄損の訴えを棄却されたクリフォードさん(左)に弁護士費用の支払い命令が下った/Drew Angerer/Getty Images

(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地裁は11日、トランプ米大統領を名誉毀損(きそん)で訴えて棄却されたポルノ女優、ステファニー・クリフォードさんに対し、トランプ氏の弁護士費用や制裁金として計約30万ドル(約3400万円)を支払うよう命じた。

クリフォードさんはトランプ氏とかつて性的関係を持ち、多額の「口止め料」を支払われたと主張している。トランプ氏との関係を口外しないよう見知らぬ男から脅迫を受けたとの供述に対し、トランプ氏が今年4月、「完全な詐欺の手口だ」とツイートしたため、この発言が名誉毀損に当たると訴えていた。

連邦地裁は10月、トランプ氏のツイートは容認される範囲内だとして、クリフォードさんの訴えを棄却。クリフォードさんに対し、この訴訟にかかわるトランプ氏の弁護士費用を支払うよう命じた。

トランプ氏の弁護士は先週、クリフォードさんに弁護士費用と制裁金各38万9000ドル、総額77万8000ドルの支払いを求めていた。

同弁護士は声明で、連邦地裁がクリフォードさんの訴えを退け、費用の支払いを命じたことはトランプ氏の「完全な勝利」、クリフォードさんの「完全な敗北」だと述べた。

一方、クリフォードさんの弁護士はツイッター上で、言い渡された金額はトランプ氏側が示した要求の半分以下だと指摘。クリフォードさんがこの訴訟とは別に、トランプ氏と同氏の元顧問弁護士、マイケル・コーエン氏を相手取り、口止め契約の無効を求めている訴訟では、トランプ氏側に「これを少なくとも100万ドルは上回る額」の支払いが命じられるはずだと書き込んだ。このツイートはその後、削除されている。

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