トランプ氏、特別検察官への書面回答を協議 司法長官更迭と並行して

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マラー氏はトランプ氏の弁護団に対し、ストーン氏に関連する通話や訪問の記録を提出するよう要求したとされる/Getty Images

マラー氏はトランプ氏の弁護団に対し、ストーン氏に関連する通話や訪問の記録を提出するよう要求したとされる/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ米大統領はセッションズ司法長官の更迭に向けて動く中で、早くもマラー特別検察官の質問に対する書面での回答について弁護士と協議を始めていた。

トランプ氏は7日、セッションズ氏の退任を発表。司法長官代行に就くマシュー・ウィテカー氏は、マラー氏に批判的な見解を公言している。複数の関係筋によれば、中間選挙前の沈黙期間が終わり、ホワイトハウスはロシア疑惑捜査をめぐる動きの再開に備えているという。

ウィテカー氏はまた、特別検察官の捜査を監督する役割もローゼンスタイン司法副長官から引き継ぐ。司法省当局者らの間では、特別検察官の捜査が終わりに近づきつつあるとの見方が出ている。

複数の情報筋はCNNの取材に、マラー氏側が捜査の最終報告書をまとめる作業に着手したと明かした。

ロシア捜査で依然大きな疑問として残るのはロジャー・ストーン氏の処遇だ。ストーン氏は長年トランプ氏の助言役を務めていた人物で、中華選挙期間中も水面下で進んでいた法的な動きの中で焦点となっていた。

マラー氏は1カ月前、トランプ氏の弁護団に対し、ストーン氏に関連する通話や訪問の記録を提出するよう要求したとされる。捜査が最終局面を迎える中での要求となり、関係者の間では驚きをもって受け止められた。

マラー氏がトランプ氏に書面での回答を求めた質問には、スト-ン氏本人や当時大統領候補だったトランプ氏とのやり取りに関するものも含まれていたという。

トランプ氏と弁護団は今月後半にマラー氏の質問に回答する考え。対面での事情聴取に関しては、まだ最終決定を下していない。

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