トランプ大統領、セッションズ司法長官を更迭

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セッションズ司法長官が辞表を提出/Win McNamee/Getty Images

セッションズ司法長官が辞表を提出/Win McNamee/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は7日、ジェフ・セッションズ司法長官を更迭した。

セッションズ氏はホワイトハウスのジョン・ケリー主席補佐官に宛てた書簡で、「あなたの要請に応じて辞表を提出する」と述べた。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で、司法長官の首席補佐官を務めるマシュー・ウィテカー氏を司法長官代行に充てると発表。司法長官の後任については後日指名するとした。

ウィテカー氏は、ロッド・ローゼンスタイン司法副長官に代わって、ロシア疑惑の捜査とロバート・マラー特別検察官に対する主導権を握る見通し。ウィテカー氏はこれまで、マラー特別検察官とロシア疑惑捜査に対する批判を公然と展開していた。

セッションズ氏は当初、トランプ大統領の忠実な側近として、移民などに関する強硬政策の遂行を担ってきた。しかし、マラー特別検察官が捜査を進める捜査には関与しない姿勢を貫いたことで、大統領との関係が悪化していた。

政府当局者によると、セッションズ氏は大統領からではなく、ケリー補佐官から7日午前に辞任を要請されたという。マラー特別検察官が事前に知らされていたかどうかは不明。

この前日に行われた中間選挙では、与党共和党が上院で過半数を維持した。これでトランプ大統領がいずれ指名する司法長官の後任人事も承認される見通し。

トランプ大統領は、セッションズ氏がロシア疑惑の捜査に関与しないと宣言して以来、セッションズ氏を繰り返し批判。8月にはマラー特別検察官の捜査をやめさせるべきだとツイートし、大統領が司法を妨害しようとしているのではないかとの疑念を生じさせていた。

野党民主党の有力議員からは、マラー特別検察官による捜査続行を求める発言が相次いでいる。

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