米司法省、中国情報当局者2人を起訴 航空技術を盗もうとした疑い

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米司法省が技術を盗み出そうとした罪で中国の情報当局者2人を起訴/Mark Wilson/Getty Images

米司法省が技術を盗み出そうとした罪で中国の情報当局者2人を起訴/Mark Wilson/Getty Images

(CNN) 米司法省は30日、米国に拠点を置く企業から航空機のジェットエンジンに関連する技術を盗もうとした罪で、中国情報当局の職員2人を起訴したことを明らかにした。

起訴状によると、2人は中国の情報機関、国家安全部の江蘇省支部に所属。2010年1月から5年間にわたり、ハッカーチームとともに企業のシステムへの侵入を図っていた。

司法省の声明に2人の居場所は明記されていない。米中間に犯罪人の引き渡し条約はなく、被告が中国にいる場合に中国政府が捜査に協力するとは考えにくい。

問題のジェットエンジンは、この企業が仏企業と共同開発していた。中国でもこの時期、国営の航空宇宙企業が同様のエンジンを開発中だったという。

司法省によれば、中国側の手口はハッキングだけにとどまらなかった。標的となった企業に勤める別の中国人2人が中国情報当局の指示を受け、社内のシステムに不正ソフトを仕掛けていたことも分かった。

米国は中国情報当局が米企業などから知的財産を盗もうとする動きに警戒を強めている。同様の罪で中国人が起訴されたケースは、先月からすでに2件発表されていた。

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