行政庁舎内で発砲 4人負傷、警官が男を射殺 米ペンシルベニア州

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行政庁舎内で発砲

(CNN) 米ペンシルベニア州南部のメイソンタウンで19日、行政庁舎内で男が銃を発砲し、4人が負傷した。男は通報を受けて駆け付けた警官に射殺された。

ペンシルベニア州警察によると、男は現地時間の同日午後2時ごろ、行政庁舎に立ち入って発砲した。この事件でメイソンタウン警察の警官1人を含む4人が負傷したが、いずれも命に別条はないという。

フェイエット郡検察によると、男は数週間前の家庭内の事件に関連した暴行や脅迫などの罪で行動制限を命じられており、この日は裁判所に出廷するはずだった。現時点で身元は公表されていない。

裁判所は事件現場に面しており、当時法定にいた弁護士のエリック・ランドルフさんはCNN系列局WTAEの取材に対し、複数の破裂音が聞こえて扉が開き、人々がなだれ込んできたと語った。

続いて銃を持った男が法廷に侵入してランドルフさんに銃口を向けた。「生涯で最も恐ろしい瞬間だった」とランドルフさん。両手で顔を覆ったが、顔を上げると男の姿は消えていたという。

現場からの映像によると、行政庁舎の入り口のガラス製の扉には銃撃された痕があった。

負傷者のうち、ウェストバージニア大学病院に運ばれた47歳の男性と35歳の男性、および39歳の女性は、いずれも容体は安定しているという。

別の病院に運ばれたもう1人の患者は、ピッツバーグの病院に移送された。

メイソンタウンはピッツバーグから約90キロの距離にあり、人口はおよそ3300人。

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