米南東部、ハリケーンの死者11人に 引き続き洪水に警戒

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米南東部でハリケーン被害

(CNN) 米南東部に上陸したハリケーン「フローレンス」で、15日までに少なくとも11人が死亡した。ノースカロライナ、サウスカロライナ両州では今後、河川がさらに増水する恐れがあり、当局が警戒を呼び掛けている。

ノースカロライナ州では15日、道路の冠水により3人が死亡したほか、14日に2人の死者を出した火災もフローレンス関連だったことが判明。サウスカロライナ州では14日夜、車を運転していた女性(61)が倒木に衝突して死亡した。

フローレンスは14日午前にノースカロライナ州へ上陸した後、熱帯暴風雨に変わり、サウスカロライナ州に入った。15日午後5時の時点では、同州マートルビーチの西約96キロの地点を時速約3キロで西へ進んでいた。

しかしノースカロライナ州のクーパー知事は15日午前、洪水の危険性は上陸時より高まっていると語り、厳重な警戒を呼び掛けた。

ノースカロライナ州とサウスカロライナ州北西部ではフローレンスが通過するまでに、降り始めからの雨量が最大約1020ミリに達する見通し。

両州を流れる一部の河川は今後3~5日のうちに水位がピークを迎えることが予想される。川沿いや低地の住民に避難指示や避難勧告が出ている。

ノースカロライナ州当局は近隣のドライバーに対し、同州全域の幹線道路を避けてう回し、西側のテネシー州を通るよう警告した。同州の幹線道路は冠水と事故により、120キロ近い区間が閉鎖された。

当局者らによると、ノースカロライナ州で76万世帯、サウスカロライナ州で3万6000世帯が停電している。

両州のほかジョージア、バージニア、メリーランド各州の当局が非常事態宣言を出している。

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