トランプ陣営の元選対本部長、有罪認める ロシア捜査に協力へ

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ポール・マナフォート被告/Drew Angerer/Getty Images

ポール・マナフォート被告/Drew Angerer/Getty Images

ワシントン(CNN) 2016年米大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務めたポール・マナフォート被告は14日、国家に対する謀略などの罪で有罪を認めるとともに、司法省への協力に同意した。司法省との取引には、ロシアの大統領選介入問題をめぐるマラー特別検察官の捜査に協力することも含まれている。

マナフォート被告はこの日、首都ワシントンの連邦地裁に出廷し、国家に対する謀略の罪と、証人に偽証させようとして司法妨害を企てた罪について有罪を認めた。

また、資金洗浄や銀行詐欺、ウクライナの親ロシア派勢力との仕事に絡むロビー活動関連法違反など、昨年10月以降のマラー氏による起訴で問われた罪をすべて認めた。マナフォート被告が司法取引に全面的に従った場合、こうした起訴内容は取り下げられる。

今回の動きは、マラー氏が引き続き捜査を進め、マナフォート氏が何を知っているのか深く追求していく展開を予見させる。検察側はマナフォート氏に対する訴追を軽減するものの、同氏が捜査に協力的でない場合には、依然大きな影響力を行使できる。

トランプ大統領は数週間前、マナフォート氏がバージニア州で行われた別の裁判で有罪評決を言い渡された後、司法取引のために話をでっち上げない「勇敢な男」と同氏を評価していた。

トランプ氏は今週もツイッターでマラー氏を批判しているが、今回の司法取引に関するコメントはまだない。

マナフォート氏の捜査協力が報じられたことを受け、ホワイトハウスのサンダース報道官はCNNに声明を寄せ、「これは大統領本人や2016年大統領選での勝利とは何の関係もない」と強調した。

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