トランプ氏、国務長官の訪朝中止を発表 「非核化の進展不十分」

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トランプ大統領がポンペオ国務長官の訪朝中止を指示/Zach Gibson/Getty Images

トランプ大統領がポンペオ国務長官の訪朝中止を指示/Zach Gibson/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は24日、北朝鮮の非核化をめぐる進展が不十分なことを理由に、ポンペオ国務長官に4回目の訪朝を中止するよう指示したと明らかにした。ポンペオ氏はこの前日、来週訪朝する予定を発表していた。

トランプ氏はツイッターで、「朝鮮半島の非核化に十分な進展がみられないと感じるため」、現時点での訪朝中止を指示したと説明。そのうえで、ポンペオ氏の次回訪朝は「中国との貿易問題が解決された後になる可能性が高い」と述べた。

非核化に進展がみられない要因としては、特に米中間の関税の応酬に言及。「我々が対中貿易で強い姿勢を取っていることから、中国が以前のように非核化に協力的だとは思えない」としている。

ポンペオ氏の23日の発表では、新たに北朝鮮政策特別代表に任命されたスティーブン・ビーガン氏も訪朝に同行するとの見通しを示していた。

トランプ氏が一連のツイートを投稿する数時間前には、ポンペオ氏と中央情報局(CIA)の「朝鮮ミッションセンター」を率いるアンドリュー・キム氏がホワイトハウス西棟に入っていく様子が目撃された。

ホワイトハウスのサンダース報道官によれば、トランプ氏がツイッターで訪朝中止を発表した際、ポンペオ氏も同じ部屋にいた。外遊から戻ったばかりのボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)とも電話でつながっていたという。

外交筋はCNNの取材に、訪朝中止が発表される10分ほど前には、国務省当局者が同盟国の大使館に訪問の目的について説明していたと明かした。

別の外交筋によれば、韓国政府高官に対しては一連のツイートの前にトランプ氏の決定が伝えられていた可能性もあるが、実務レベルの韓国外交官は今回に発表に不意を突かれた様子だったという。

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