妊婦を万引き犯と誤認、ブラウス引き上げ身重証明 米

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妊娠中の大きなお腹のために万引き犯と間違われたシレール・ベーツさん/WSOC

妊娠中の大きなお腹のために万引き犯と間違われたシレール・ベーツさん/WSOC

(CNN) 米ノースカロライナ州パインビルの店で買い物中の妊娠約8カ月の女性が衣服の下に商品を隠している万引き犯と間違われ、店側の通報で駆け付けた警官にブラウスを引き上げて身重であることを証明する騒動があった。

オフィス用品などの大手「ステープルズ」の店舗でのぬれぎぬ騒ぎで、同社は店の責任者が誤解して警察に通報したと謝罪。適切な手続きを踏まず、顧客への対応に関する社の方針に準じなかったとして懲戒免職の処分とした。

また、被害を受けたシレール・ベーツさんにおわびし、買い物費用を全額返還した。

地元のCNN系列局「WSOC」によると、2児の母親であるベーツさんは男女の双子を妊娠中の身だった。

同局によると、ベーツさんが子どものための学校用品を買い物中、警官が近付いて来てブラウスの下に何があるのかとただしたという。最初は冗談かと思ったが、「双子」と返答。ただ、警官は信じなかったためブラウスを少しばかり引き上げ、腹部をさらけだしたという。この後、警官はやっと納得したという。

警官が窃盗犯ではないことを確認後、店の責任者はベーツさんに複数の客が以前、衣服の中に商品を隠していたなどと釈明したという。

ベーツさんは「私のお腹が大きい事実を除き、証拠は何もないのに結論を急いだ」と批判し、「公正ではないし、母親はこんな目に遭うべきではない」と強調した。

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