ハワイ火山、爆発的噴火続く 連日M5.3以上の地震

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ハワイ火山、爆発的噴火続く

(CNN) 米ハワイ島で噴火を続けるキラウエア火山の山頂で28日早朝、爆発的な噴火があり、米地質調査所(USGS)によると、マグニチュード(M)5.3以上の地震に匹敵する揺れを観測した。山頂で大きな揺れを伴う爆発的噴火が起きたのは、この8日間で7回目。

USGSによれば、28日の噴火は午前4時50分ごろ発生、噴煙が300メートルの高さまで噴き上がった。火山の周辺では27日正午から28日正午までの間にM2.5以上の地震が400回以上観測されており、今回の地震はその中で最も大きかった。

これ以前にも、21~26日にかけて連日のように爆発的噴火が起き、M5.3~5.4の揺れを観測している。

ただ、噴煙は大部分が蒸気で火山灰はほとんど含まれず、航空機に危険を及ぼす1万フィート(約3000メートル)に達する噴煙はほとんど発生していないことから、ハワイ火山観測所は航空機に対する警戒レベルを1段階引き下げた。

現地では先週も小規模な地震が4000回以上観測され、最大で1時間に40回もの地震が起きていた。ほとんどはM2~3の規模だった。

当局は周辺の住民に対し、地震発生後はガスや水道、電気の配線を確認するよう促している。

USGSのハワイ観測所では、建物の壁に亀裂が入ったり、本棚から本が落ちたりするなどの被害が出た。

ハワイ郡防災当局によると、5月3日に噴火が始まって以来、キラウエア火山から流出した溶岩はおよそ25平方キロの範囲を覆い、住宅657棟が破壊された。

地面にできた亀裂からは、溶岩が海に流れ込み続けて新しい陸地が形成され、流入部分の面積は1.6平方キロほど拡大した。

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