トランプ氏、自身を恩赦する「絶対的権限」があると主張

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トランプ氏、自身を恩赦する「絶対的権限」を主張

ワシントン(CNN) ロシアの米大統領選介入疑惑を捜査するマラー特別検察官が、トランプ大統領による司法妨害の疑いなどを調べている問題で、トランプ氏は4日のツイートで「私には私自身を恩赦する絶対的な権限がある」と主張した。

ただしトランプ氏は続けて、自分は「何も悪いことをしていない」のだから、恩赦することもないと書き込んだ。

さらに、マラー氏の捜査は中間選挙に向けた「魔女狩り」であり、「違憲」だと批判。それでも自身に非はないので「受けて立つ」とツイートした。

トランプ氏が自身を恩赦する権限をめぐっては、同氏の法律顧問を務めるジュリアーニ元ニューヨーク市長も3日のテレビ番組で「恐らく権限はあるだろうが、本人にそのつもりはない」と話した。

これに先立ち、米紙ニューヨーク・タイムズは、トランプ氏の法律顧問らがマラー氏に送った書簡を公開した。顧問らはこの中で、捜査当局の長でもある大統領が司法妨害の罪に問われることは理論上あり得ないと主張。さらに、大統領は自身を恩赦する権限を行使できるとの見解も示していた。

歴代大統領が自身に恩赦を与えた例はなく、その合法性には議論の余地がある。1974年にニクソン大統領がウォーターゲート事件で辞任する直前、司法省は同氏が自身を恩赦することはできないとの判断を示していた。

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