トランプ氏、FBI前長官のコミー氏らをツイッターで攻撃

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トランプ氏(右)がFBIのコミー前長官を「多くの罪を犯した」と批判。

トランプ氏(右)がFBIのコミー前長官を「多くの罪を犯した」と批判。

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は16日、自身が昨年解任した連邦捜査局(FBI)のコミー前長官と、先月免職処分にしたマケイブ副長官が「多くの罪を犯した」とする批判をツイッターに書き込んだ。

コミー氏は17日発売の著書について語った15日放送のインタビューで、トランプ氏を「大統領として道徳的に不適格」だと批判していた。

トランプ氏は16日のツイートで、コミー氏が2016年の大統領選前、民主党候補だったヒラリー・クリントン氏を私用メール問題で訴追しないといったん表明し、投票日直前になって捜査再開を宣言した経緯に言及。「悪党ヒラリーを無罪放免にする原稿は、本人と話すよりずっと前から作っていた(議会でG上院議員にうそをついた)」「世論調査の数字で決断を下した」とコミー氏を非難し、同氏やマケイブ氏が不満のあまり多数の罪を犯したと主張した。

犯罪の具体的な内容は示さなかった。実際には現時点で、コミー氏とマケイブ氏に違法行為やうその証言があったとの証拠はない。

コミー氏は昨年の議会証言で、16年7月に当時のリンチ司法長官から政治的圧力を受け、クリントン氏への捜査が完了する前に打ち切り発表に踏み切ったことを認めている。

同氏は昨年、長官在任中にトランプ氏と交わした会話の内容のメモを友人の大学教授に渡していたとも証言した。これが違法な機密漏えいに当たるとの説に対し、メモには機密情報を記載しないよう配慮したと強調した。

マケイブ氏については、司法省が先週、FBIによるクリントン財団の汚職疑惑捜査をめぐるメディア対応が不公正だったと結論付ける報告書を出したが、同氏の弁護士はこれに反論している。

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