メキシコ国境へ州兵派遣、トランプ大統領が指示書に署名

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トランプ大統領がメキシコ国境へ州兵を派遣する指示書に署名した

トランプ大統領がメキシコ国境へ州兵を派遣する指示書に署名した

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は4日、メキシコ国境の警備に州兵を動員するよう指示する文書に署名した。トランプ氏はこの数日、国境警備の強化を要求していた。

兵員の数や動員期間、費用、派遣地帯などの詳細については、依然として詰めの調整が続いている。

トランプ氏は文書の中で、州兵の起用を要請するよう国防長官に指示。国土安全保障長官も協力して兵員の訓練と統率に当たるとしている。

文書ではまた、「米国の安全保障は南部国境地帯での違法行為の増加により危機にさらされている」と主張。ジョージ・W・ブッシュ政権やオバマ政権でも州兵が国境警備の取り組みを支援したことに触れ、「南部国境の危機」により再び州兵の助けが必要な状況になっていると述べた。

州兵動員に動きについては、ニールセン国土安全保障長官が同日の記者会見で最初に発表した。

トランプ氏はこの数日、移民政策に関する不満を公に表明。ツイッターで連邦議会における移民関連の立法に言及したり、移民の隊列がメキシコ国内を移動していると主張したりしていた。

国境を越えて米国に入国する人の数は歴史的な低水準にある。国土安全保障省が昨秋まとめた調査では、国境警備や不法移民流入への対策は史上最も強固な状態だと断定していた。

ただ、国土安全保障省がこのほど発表した資料によれば、この数は3月に突然の急増を示した。ニールセン長官は春ごろには歴史的に見ても越境の数が増えるとして、一部は予見できるものだったと指摘した。

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