国境の壁建設に2兆円要求、トランプ政権

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米・メキシコ国境沿いにあるフェンス

米・メキシコ国境沿いにあるフェンス

ワシントン(CNN) トランプ米政権は6日までに、国境警備の改善対策費用として総額330億ドル(約3兆7300億円)を要求する基本計画をまとめた。このうちトランプ大統領が選挙戦で重要公約としていた国境の壁の建設には180億ドル(約2兆400億円)が充てられる。

残額は技術面、人員整備や準備態勢などの用途に振り分けられた。米税関・国境警備局(CBP)が作成した基本計画は米連邦議会議員に送付されたもので、CNNはこれを入手した。

壁の全長は2026マイル(約3260キロ)とし、新たな壁は864マイル、更新や副次的な壁などが約1163マイルとしている。

180億ドル分は722マイルの壁が対象で、新規分は約316マイル、取り換え分などは約407マイル。今後10年余かけた整備に必要な資金としている。2018会計年度では主要な壁が60マイル分、副次的な壁などは14マイルと想定し、経費は16億ドル。

各年度ごとに必要な額を明記し、後年になるほど壁の長さなどが拡大する。

連邦議会はこれまで国境の壁建設に必要な経費の支出には一切合意していない。議会が昨年可決した17会計年度の総括的予算案はCBPに対し国境警備向上に関する包括的な計画案の作成を促していた。提出期限は昨年8月としていたが最近まで延びていた。

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