米アムトラック事故、列車は時速130キロで走行 制限速度を大幅超過

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大幅な制限速度超過が脱線の原因か

大幅な制限速度超過が脱線の原因か

ワシントン州デュポン(CNN) 米北西部ワシントン州デュポンで18日朝に高架橋から脱線し、幹線道路に落下した全米鉄道旅客公社(アムトラック)の旅客列車は、時速30マイル(約50キロ)制限の区間を同80マイル(約130キロ)で走行していたことが分かった。

国家運輸安全委員会(NTSB)の報道官が明らかにした。最後尾の機関車に塔載されていた記録装置から情報が取り出され、事故当時のスピードが判明したという。

列車はカーブを曲がった後、高架橋に差し掛かったところで脱線した。線路を保有するサウンド・トランジット社によると、列車の運行ルートはほとんどが79マイル制限だが、このカーブでは最大速度が30マイルと定められていた。

州運輸当局によると、事故が起きた区間の線路はもともと貨物や軍関係の輸送でたまに使われるだけのルートだった。新たに通勤列車のルートとして利用するため、多額の連邦予算を使ってサウンド・トランジットが整備。数週間前から検査と試験を繰り返し、この日に開通した。脱線したのは、新ルートで運行された列車の第1号だったという。

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