南カリフォルニアの山火事、記録的な勢いで拡大

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ロサンゼルス郊外のシャドーヒルズ地区の丘の中腹を火の粉が舞う=5日

ロサンゼルス郊外のシャドーヒルズ地区の丘の中腹を火の粉が舞う=5日

(CNN) 米カリフォルニア州南部で数日前に発生した複数の山火事は、折からの強風などにより記録的な勢いで拡大している。

最大の山火事はロサンゼルス西方のベンチュラ郡で4日に発生し、1秒間に約1エーカー(約4000平方メートル)のペースで拡大。9時間のうちに3万1000エーカー(約125平方キロ)まで広がった。これはニューヨークのセントラルパーク全体を14分間で焼き尽くす速さに相当する。

焼失面積は9日夜の時点で15万5000エーカーに達した。鎮火率は15%にとどまり、依然としてロサンゼルスの方向へ燃え広がっている。

同市近郊の山火事としては、1961年に高級住宅地のベルエア地区で数十棟を焼いた火災以来の規模となった。

ロサンゼルス地区では毎日、乾燥度や気温、風速などに基づいて山火事の危険度を算出した指数が発表される。162を超えると極めて危険とみなされるが、7日にはこの数値が史上最悪の296を記録した。

カリフォルニア州南部に吹き込む乾いた強風がここまで続くのは約10年ぶり。ロサンゼルス、ベンチュラ両郡では10日、最大瞬間風速が約27メートルに達し、さらに危険な状態になると予想されている。

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