北朝鮮の核開発、米は「最終段階」も想定 CIA長官

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米中央情報局(CIA)長官は、北朝鮮が米国をミサイル攻撃できる寸前にある想定で行動する必要があると発言

米中央情報局(CIA)長官は、北朝鮮が米国をミサイル攻撃できる寸前にある想定で行動する必要があると発言

ワシントン(CNN) 米中央情報局(CIA)のポンペオ長官は19日に行った講演で、北朝鮮が米国をミサイル攻撃できる寸前にあると想定して行動しなければならないと述べ、トランプ大統領にはその用意があると語った。

ポンペオ長官は講演の中で、「米国の政策的観点から、我々は北朝鮮がその目標の達成を目前にしているという前提で行動しなければならない」と指摘。「彼らがそこまで進んだ今、考えるべき問題は、その最終段階をどう阻止するかだ」と強調した。

北朝鮮についてはマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)も、「北朝鮮が核兵器で米国を脅かす事態をトランプ大統領は容認しない」「容認して抑止すればよいという向きもあるが、それこそ容認できない見解だ」と述べている。

一方、CIAのブレナン前長官はこの前日、北朝鮮との軍事衝突が起きる可能性は20~25%との見方を示し、「朝鮮半島で軍事衝突が起きる可能性はこの数十年に比べて高まっている」と分析した。

「何らかの限定的な軍事的交戦が起きて数人が死亡すれば、それが報復攻撃を誘発し、事態がエスカレートする可能性がある」とブレナン氏は予想。「エスカレートにつながる筋書きは幾つもある。我々はそれを避けるために努力しなければならない」と訴えた。

トランプ大統領の言動については「2つの国の2人の指導者が非難の言葉を浴びせ合っている」と批判。「トランプ氏のやり方は建設的だとも生産的だとも思わない」と述べ、金正恩氏を「ロケットマン」と呼ぶなどの発言についても「無責任」と形容した。

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