トランプ政権、バノン主席戦略官を更迭

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トランプ米大統領の最側近の1人とみられていたバノン主席戦略官が更迭された

トランプ米大統領の最側近の1人とみられていたバノン主席戦略官が更迭された

(CNN) 米政権のスティーブン・バノン大統領首席戦略官が解任されたことが19日までに分かった。複数のホワイトハウス当局者がCNNに明らかにした。バノン氏はホワイトハウスで最も物議をかもしていた人物のひとりで、トランプ大統領の「ナショナリスト」思想の推進者と広く見られていた。

複数の情報筋はCNNに、バノン氏の解任は2週間前から進められてきたと言及。情報筋の1人は、バノン氏は辞任の選択肢を与えられたものの、最終的には更迭されたと明らかにした。

ホワイトハウスのサンダース報道官は声明で、バノン氏が政権を去ったことを確認したが、その決定はお互いの了承の上でのものだったと主張。「ケリー大統領首席補佐官とバノン氏は、今日がバノン氏の最後の日になるということでお互いに合意してきた」などと述べた。

トランプ氏はこの数日、バノン氏へのいら立ちを内々に吐露。バノン氏が米メディア「アメリカン・プロスペクト」とのインタビューで、北朝鮮問題に関しトランプ氏と食い違う見解を示したり、米国務省の人事再編を自ら行えると主張したりしたことを受け、激怒していた。

右派系ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」が声明で発表したところによれば、バノン氏は18日、同サイトの会長に復帰した。夕方の編集部会議で議長を務めたという。

バノン氏は昨年トランプ陣営に加わり、トランプ氏の有力支持者のひとりとしての周辺的な立場から陣営トップの地位に上り詰めていた。政権内ではトランプ氏の娘婿クシュナー上級顧問やコーン国家経済会議(NEC)委員長に加え、他の穏健派ともたびたび対立。バノン氏はこうした面々に「グローバリスト」のレッテルを貼っていた。

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