長男とロシア弁護士の会合めぐる声明、トランプ氏自らが作成 米紙報道

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トランプ大統領(左)とトランプ・ジュニア氏

トランプ大統領(左)とトランプ・ジュニア氏

ワシントン(CNN) トランプ米大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏らが大統領選期間中にロシア人弁護士と面会していた問題で、この事実が明るみに出た直後にトランプ・ジュニア氏が出した声明は、トランプ氏が文面を考えていたことが1日までに分かった。米紙ワシントン・ポストが報じた。

ロシア人弁護士との会合については7月、米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報道。トランプ・ジュニア氏は当初の声明で、米ロ間の養子縁組制度に関する話だったと説明した。だがその後、実は大統領選の民主党候補だったヒラリー・クリントン氏が不利になる情報を入手できると期待して面会に応じたことを認めている。

ワシントン・ポストが事情を知る複数の人物の話として伝えたところによると、ニューヨーク・タイムズの記事への対応としてはもともと、掲載前に声明で事実を公表する案が検討されていた。

しかしトランプ氏は自分が声明を考えると主張し、ドイツでの主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)から帰国する大統領専用機の中で文面を指示した。顧問や親族らによれば、同氏は専門家の助言を無視し、単独で動いていたという。

トランプ氏の顧問の1人はこれについて、同氏が事実をあいまいにしようとしたとの批判を招きかねないと指摘している。

CNNは今までの報道で、トランプ・ジュニア氏の声明作成にホワイトハウスの補佐官らがかかわったとの情報を伝えていた。これに対してトランプ氏の弁護士は、「私自身も大統領も作成には一切かかわっていない」と述べていた。

弁護士らによれば、トランプ氏は問題の会合について、7月に報道されるまで聞いていなかったとされる。

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