スマホ見ながらの道路横断に罰金、米ホノルルで条例成立

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米ホノルルで、スマホの画面を見ながら道路を横断する歩行者に罰金を科す条例が成立した

米ホノルルで、スマホの画面を見ながら道路を横断する歩行者に罰金を科す条例が成立した

(CNN) 米ハワイ州の州都ホノルル市は30日までに、歩行者が道路横断中にスマートフォンなどの画面を見ることを禁止し、違反者に罰金を科す条例を承認した。施行は10月25日から。主要都市が歩行者のスマートフォン使用を取り締まるのは全米でも初めてとみられる。

新たな条例では、市内の街路や幹線道路を横断する際にスマートフォンやテレビゲーム、ノートパソコンなどの携帯電子機器を見る行為が禁止された。

警察が市民に説明する期間を設けたうえで、10月25日から施行される。

市内でも特に混雑の激しい交差点で、コールドウェル市長による署名式典が開催された。市長によると、同市では最近、高齢者らが横断歩道で車にひかれる事故が続発していた。

歩行者が拘束されるのは、スマートフォンなどを見ている現場を警察が確認した場合に限られる。罰金の額は初回が15~35ドル(約1700~3900円)、2回目は35~75ドル、3回目になると75~99ドルだ。

ただし、携帯電話で通話しながらの横断や、歩道で端末を見ることはこれまで通り適法。

米国では大半の州が運転中のメールを禁止しているが、市長によれば主要都市が歩行者のスマートフォン使用を取り締まるのは初めて。もともと市内の高校生団体が提案したという。

全米で昨年上半期に交通事故で死亡した歩行者の数が前年同期より11%増加したとの統計もあり、原因のひとつとしてスマートフォン技術の普及が挙げられていた。

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