米FBI長官解任、トランプ大統領が決断した2つの理由とは

2017.05.11 Thu posted at 13:37 JST

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ワシントン(CNN) 米連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー長官がトランプ米大統領に解任された問題で、コミー氏に近い関係者が、解任の理由として次の2点を挙げていることが11日までに分かった。

1.コミー長官がトランプ大統領に対して一切の個人的忠誠を約束しなかった

2.2016年の大統領選挙でトランプ陣営がロシアと結託した可能性について、FBIが捜査に本腰を入れていた

ホワイトハウスはコミー長官を解任した表向きの理由として、ヒラリー・クリントン氏の私用メール問題捜査に関する同長官の対応について、司法省のロッド・ローゼンスタイン副長官が懸念を示したと説明する。

しかし、コミー長官が解任された本当の理由は、ロシア問題に関する捜査だったことをうかがわせる事実が浮上しつつある。

ローゼンスタイン副長官のメモではコミー長官について、昨年7月にクリントン氏に対する捜査を打ち切ると発表したのは、クリントン氏に対して不公正だったと指摘。コミー長官が記者会見を開き、「犯罪捜査で容疑が否定された人物について、名誉を傷つけるような情報を公開した」とする批判も展開していた。

トランプ大統領はローゼンスタイン副長官のこの進言を受け、コミー長官を解任したというのが公式の説明だ。

「全ては非常に単純なこと。あなた方は問題を難しくしようとしている」。ケリアン・コンウェイ大統領顧問は9日、CNNにそう語っていた。「FBI長官が国民の信頼を失い、共和党と民主党の信頼を失ったと、大統領が判断した」

だがトランプ大統領の公の発言を振り返ると、コミー長官がクリントン氏に対して不公正だったというローゼンスタイン副長官の見解に、トランプ大統領が同意していなかったことが分かる。実際にはトランプ大統領は全く反対の理由、つまりコミー長官がクリントン氏を訴追しなかったという理由で、コミー長官を批判していた。

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