米同時多発テロ、「私なら防げた」 トランプ氏が主張

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ドナルド・トランプ氏(左)とジェブ・ブッシュ氏。米同時多発テロを巡り意見を戦わせている

ドナルド・トランプ氏(左)とジェブ・ブッシュ氏。米同時多発テロを巡り意見を戦わせている

ワシントン(CNN) 2016年米大統領選の共和党候補指名レースのトップを走る不動産王ドナルド・トランプ氏は18日放映の米フォックス・ニュースの番組で、01年9月の米同時多発テロは自分が大統領なら防ぐことができたと主張した。

トランプ氏は番組で、「移民に対して極めて厳しい姿勢」を取っていることを強調。同時テロ当時の大統領がもし自分だったら、実行犯の入国を阻止できた可能性が高く、米民間機4機が乗っ取られることはなかっただろうと述べた。

同氏は当時のブッシュ前大統領を「責めているわけではない」としたうえで、指名レースで争う前大統領の弟、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事に矛先を向け、「ブッシュ氏は自分の兄が国民の安全を守ったと主張しないでほしい。同時テロの9月11日は米国史上最悪の日になったのだから」と語った。

さらに番組の放映に合わせ、ツイッターでもブッシュ氏に対して「あなたの兄はなぜ、イラクに大量破壊兵器がないのに同国を攻撃し、中東の不安定化を招いたのか。間違った情報のせいか」「兄を擁護しようとするのはやめて、自分自身の弱点とその修正に集中すべきだ」と厳しい言葉を浴びせた。

トランプ氏が最近、同様の批判を繰り返していることに対し、ブッシュ氏は同日、CNNとのインタビューで改めて反論を展開。「私の兄は危機に対応し、大統領らしく国をまとめて国民の安全を守った。それは米国民の大多数が確信する事実であり、疑いの余地はない」と強調した。

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