豪フレーザー島の名称変更 先住民古来の「クガリ」に

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「クガリ」は世界最大の砂の島で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に指定されている/Kyle Hunter/Tourism and Events Queensland

「クガリ」は世界最大の砂の島で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に指定されている/Kyle Hunter/Tourism and Events Queensland

(CNN) オーストラリア北東部クイーンズランド州は7日、同州沿岸に浮かぶフレーザー島の正式名称を、先住民に古くから伝わる「K’gari(クガリ)」に変更すると発表した。

フレーザー島は世界最大の砂の島で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に指定されている。オーストラリアに欧州からの入植者が上陸するずっと前から、先住民のバッチュラ族が所有し、管理してきた。

島では7日、伝統的な名称の復活を祝う式典が執り行われた。

名称変更は1年間に及ぶ先住民の運動を受け、クイーンズランド州政府が2021年に手続きを開始していた。

クガリは美しい砂浜でも知られる/Reuben Nutt/Tourism and Events Queensland
クガリは美しい砂浜でも知られる/Reuben Nutt/Tourism and Events Queensland

「クガリ」はバッチュラ族の言葉で「楽園」を意味する。

国内外の観光客に長年親しまれてきた島で、舗装道路はない。全長120キロの砂浜や色とりどりの砂の崖、約100カ所の淡水湖が見どころ。世界で唯一、砂の上に熱帯雨林が育つ場所として知られ、珍しい野生のインコやトカゲも生息している。

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