外国人観光客へのバイクのレンタル禁止を計画、バリ島

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インドネシアのバリ島で外国人観光客へのバイクのレンタル禁止が検討されている/Agung Parameswara/Getty Images/FILE

インドネシアのバリ島で外国人観光客へのバイクのレンタル禁止が検討されている/Agung Parameswara/Getty Images/FILE

(CNN) 人気リゾート地のバリ島を抱えるインドネシア・バリ州の知事は19日までに、島内で違法就業に従事する外国人観光客の取り締まりを計画していることを明らかにした。

IT技術を用いて仕事をする外国人も対象になる可能性がある。コステル知事は記者会見で、外国人観光客に人気があるオートバイのレンタル利用を禁止する考えも表明。観光客が島内巡りに使う交通手段は車に限定するだろうとした。

「外国人は書類上の正当な手続きやヘルメットも着用せず、オートバイの無謀な運転をしている」と主張。「インドネシアの身分証明証、居住許可証や就労許可証の偽造にも目を光らせる」とした。

バリ島の経済は観光業に大きく依存し、外国のバックパッカーらにとって長年、人気の行き先となっている。

しかし、新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)に伴い、地元住民と観光客との間の軋轢(あつれき)も表面化。マスク着用をちゃかすような形で顔面に彩色を施した外国人が追放される騒ぎも起きていた。

インドネシア政府は先に、未婚カップルの同居や性交渉を違法とする方針を示すなど保守派に配慮した施策も見せていた。ただ、島の開発の遅延はコロナ禍が原因とするコステル知事は、バリ島などへの訪問客や外国人居住者はこの方針の影響を受けないとも最近言明していた。

バリ島は2021年10月、ワクチン接種を条件に19カ国からの観光客らの受け入れを再開。現在は86カ国の国民が到着時に入国ビザの取得が可能となっている。

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