機内で乳児が呼吸停止、元看護師の乗客が救命 米スピリット航空

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米格安航空会社スピリット航空の機体/Ricardo Ramirez Buxeda/Orlando Sentinel/Tribune News Service/Getty Images

米格安航空会社スピリット航空の機体/Ricardo Ramirez Buxeda/Orlando Sentinel/Tribune News Service/Getty Images

(CNN) 米格安航空会社スピリット航空の国内便の機内で、呼吸停止した乳児が元看護師の乗客に助けられて息を吹き返す出来事があった。

ペンシルベニア州ピッツバーグからフロリダ州オーランドへ向かうスピリット航空の機内。元看護師のタマラ・パンジノさんはCNN提携局WESHの取材に対し、イヤホンをして読書していたところ、「呼吸をしていない乳児がいます」という客室乗務員の声が聞こえたと振り返った。

その直前には、機内に医師がいないかどうか尋ねる放送が流れていた。パンジノさんは、自分にできることがあるかもしれないと思い、後部座席に駆け寄った。

生後3カ月の乳児は頭がのけぞり、唇は真っ青だったという。パンジノさんはいくつか質問をすると、乳児を父親に抱かせ、泣かせたり深呼吸させたりする目的で胸骨を強くさする措置を施した。

間もなく乳児は血色が戻り、心肺蘇生法はせずに済んだ。パンジノさんは「赤ちゃんは大丈夫そうだった。血色が戻り、呼吸音や心音が聞こえた。心から安心した」と話している。

スピリット航空は、8日にピッツバーグ発オーランド行きの機内でこの出来事があったことを確認した。「タマラさんが乗客を助けに来てくれたことに心から感謝し、乗員の迅速な対応を称賛する」とコメントしている。

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