空港検査で翼を広げたハクトウワシ、居合わせた乗客びっくり 米ノースカロライナ州

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保安検査に「特別ゲスト」 米空港

(CNN) 米ノースカロライナ州のシャーロット・ダグラス国際空港で、ハクトウワシが保安検査のために飼育員の腕にとまって大きな翼を広げて見せ、居合わせた人たちを驚かせる出来事があった。

米運輸保安庁(TSA)サウスイースト支部のツイッターによると、この「乗客」は、鳥類保護施設で飼育されている「クラーク」という名のハクトウワシだった。

TSAは航空会社から連絡を受け、25日にクラークと飼育員の保安検査を行ったと説明。「クラークは翼を広げるよう訓練されていて、検査の間に一端を見せてくれた」と述べ、クラークが翼を広げて見せる動画をインスタグラムに投稿した。

クラークは保安検査を通過してキャリーケースに戻ったと、CNN系列局のWYFFは伝えている。

ノースカロライナ州のハイポイント大学によると、クラークは同大を訪れた後、施設に戻る途中でTSAを経由した。同大では、入学式で新入生1600人の頭上を飛翔(ひしょう)して見せたという。

クラークが暮らすミズーリ州セントルイス郊外の鳥類保護施設は200羽以上を飼育。けがをした野鳥の治療やリハビリを行うとともに、クラークのように野生に戻すことができない鳥類を飼育している。

クラークは、かつて絶滅危惧種に指定されていたハクトウワシを放鳥するプログラムの一環として同施設で生まれたが、生まれつき足の表面に異状があり、放すことができなかった。このため「空飛ぶ親善大使」となって、全米の入学式やプロ野球試合などさまざまなイベントで飛翔を披露している。

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