バリ島から「朝マック」持ち込みの乗客に罰金25万円 豪空港

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豪北部のダーウィン空港で乗客の手荷物から押収された「朝マック」の商品/Department of Agriculture, Fisheries and Forestry

豪北部のダーウィン空港で乗客の手荷物から押収された「朝マック」の商品/Department of Agriculture, Fisheries and Forestry

(CNN) 豪州北部ダーウィンの空港で、インドネシアのバリ島から到着した乗客の手荷物から申告のないマクドナルドのマフィンなどが見つかり、この乗客は2664豪ドル(約24万7000円)の罰金を科された。

豪農林水産当局によると、空港の検疫探知犬が乗客のリュックサックから、マクドナルドのビーフソーセージ・マフィンやハム・クロワッサンなどの持ち込み禁止品を見つけた。ワット農林水産担当相は「この乗客にとって最も高くつくマックの食事になるだろう」と述べ、罰金の額はバリ島への航空運賃の2倍に相当すると指摘した。

豪政府は今月、インドネシアで家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)が流行して観光地のバリ島にも広がっている事態を受け、ダーウィンと東部ケアンズの空港に探知犬を配置するなど、防疫体制を強化。防疫上危険性の高い持ち込み品を申告しなかった渡航者には罰金のほか、観光ビザを取り消して入国を拒否するなどの措置を取ると発表していた。

口蹄疫は生きた動物や食肉、乳製品のほか衣服や靴、荷物などを介して牛や羊、豚、ヤギ、ラクダなどの動物に感染する。うつった家畜は食欲が落ち、歩けなくなったり死に至ったりする場合もある。豪州で現在、感染例は確認されていないが、流行すれば経済損失は最大800億豪ドルに及ぶと推定される。

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