ロシア航空最大手、世界規模の搭乗予約システムから排除

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ロシア最大手の航空会社アエロフロートが世界規模の搭乗予約システムから排除された/Kirill Kudryavtsev/AFP via Getty Images

ロシア最大手の航空会社アエロフロートが世界規模の搭乗予約システムから排除された/Kirill Kudryavtsev/AFP via Getty Images

(CNN) ロシア最大の航空会社、アエロフロートが、世界規模の搭乗予約システムから排除されたことが4日までに分かった。

予約システムに携わるテクノロジー企業、セイバーが明らかにした。今後アエロフロートは、同社のマーケットプレイスに表示されなくなる。世界各国の旅行代理店や旅行ウェブサイトは、このマーケットプレイスを使用してフライトの予約サービスなどを提供している。

セイバーのショーン・メンケ最高経営責任者(CEO)は声明で「セイバーはウクライナ情勢の進展を注視する中で懸念を強めてきた」「この軍事紛争に対しては反対の立場を取っている」と述べた。

専門家によると、セイバーはアエロフロートをグローバル・ディストリビューション・システム(GDS)から除外するものの、他の技術サービスの提供は引き続き行う。

航空産業アナリストのロバート・マン氏は、運航システムの自動化に関わるサービスは停止されていないと指摘。これがなければ航空会社の機能は手動による最小限のものを除き遂行できなくなるという。

セイバーは声明で、追加の措置を行うことが適切かどうか、法的見地や相手側の対抗措置の可能性も考慮しつつ検討する予定だと説明した。

同じく旅行関連のテクノロジー企業、アマデウスも3日、アエロフロートにサービスを提供する契約を更新しないと発表。同時に、ロシアに対する国際的な制裁並びに同国が対抗措置を取った場合の影響について引き続き精査すると明らかにした。

今週には航空機メーカーである米ボーイングと欧州のエアバスも、今後ロシアの航空会社と事業を行わないと発表していた。

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