EU、米国からの渡航制限再導入を勧告 感染者急増で

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スペイン・サンセバスチャンのラ・コンチャ海岸/Ramon Costa/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

スペイン・サンセバスチャンのラ・コンチャ海岸/Ramon Costa/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) 欧州連合(EU)は30日、米国など6カ国からの渡航制限措置を再導入するよう加盟国に勧告した。米国では新型コロナウイルスのデルタ変異株が猛威を振るい、感染者が急増している。

EUの欧州委員会は今年6月、不要不急の渡航を制限する対象国のリストから、米国を含む14カ国を除外するよう勧告していた。

しかし30日の勧告では米国のほか、イスラエル、コソボ、レバノン、モンテネグロ、北マケドニアが再び制限対象とされた。ただし勧告に強制力はなく、ワクチン接種完了後の不要不急の渡航を受け入れるかどうかは加盟国が個別に判断する。

米国では最近、ワクチン未接種者の間でデルタ株の感染が急拡大し、子どもの感染者も昨冬以来の数に達している。米疾病対策センター(CDC)によると、ワクチン接種が完了したのは全人口の52.1%。

人口10万人当たりの入院患者が米国内で最も多いフロリダ州や、ワクチンの接種率が50%を切っているサウスカロライナ、ルイジアナ、テキサス各州は、一部の病院で人工呼吸器の酸素が不足する事態に陥っている。

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