旅行の安全図る「ワクチンパスポート」の準備開始、EU

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「ワクチンパスポート」の準備作業に言及した欧州委員会のエリック・マメル報道官/Dursun Aydemir/Anadolu Agency/Getty Images

「ワクチンパスポート」の準備作業に言及した欧州委員会のエリック・マメル報道官/Dursun Aydemir/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) 欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会は6日までに、今年の夏の旅行シーズンを控え住民の移動の安全性などを確保する証明書ともなる「ワクチンパスポート」の準備作業を開始、今月末までに法案を提出する方針を明らかにした。

同委の報道担当者によると、EUと加盟27カ国は今年1月、このパスポートの基本部分に関する一連の指針で合意。ただ、このパスポートに盛り込む情報の種類などの詳細はまだ決まっていなかった。

欧州委員会は、国境検査での差別や門前払いを防ぐためパスポート保持者による新型コロナウイルスのワクチン接種の終了、PCR検査を最近受けた事実や抗体保持など免疫機能を保有しているなどの情報を挿入する考えだとも述べた。

域外の住民によるEUへの渡航にこのパスポートが使えるのかとの質問には法案が提出されていない段階で詳細に触れることは出来ないと語った。

同委のフォンデアライエン委員長は先週、EU首脳会議後、このパスポートが現実に発行されるまで少なくとも3カ月かかるとの見通しを表明していた。

EUのデジタル経済の担当部署の報道担当者は、ワクチンパスポートに関連し現在進めているのは技術的な作業と明かし、証明するデータの確認方法や導入する標準的な技術のあり方などが含まれると説明した。

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