渋谷の公園に「透明トイレ」 プロジェクトの一環

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建築家の坂茂氏がデザインした透明な壁のトイレが、渋谷の2つの公園に設置された/Satoshi Nagare/The Nippon Foundation
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建築家の坂茂氏がデザインした透明な壁のトイレが、渋谷の2つの公園に設置された/Satoshi Nagare/The Nippon Foundation

東京(CNN) 東京都渋谷区の公園2カ所に最近、透き通った壁の公衆トイレが登場した。入って鍵をかけると壁は雲って不透明になる。汚れていたり、中に人がいたりしないかどうか、外から確かめることができる。

公益財団法人、日本財団のプロジェクト「THE TOKYO TOILET」の一環で、建築家の坂茂氏がデザインし、代々木深町小公園とはるのおがわコミュニティパークに設置された。

男性用と女性用、多目的と並んだトイレはとても清潔だ。隣のトイレとの間は鏡張りの壁になっている。夜になると、中の照明が美しいあんどんのように公園を照らす。

CNNトラベルの取材班が先日、はるのおがわコミュニティパークを訪れた時も、写真を撮る見物人が絶えなかった。

プロジェクトでは公衆トイレの「暗い、汚い、臭い」というイメージを一掃するため、著名建築家らと提携して渋谷区内17カ所に新たなトイレを設置する計画。管理は渋谷区と区の観光協会が担当する。

住宅大手の大和ハウスが建設を手掛け、住宅設備機器大手TOTOがトイレ設備とレイアウトのアイデアを提供している。

透明トイレを含めてすでに5カ所が使えるようになった。ほかの3カ所は片山正通氏による「現代版の厠(かわや)」、通称「タコ公園」に設けられた槇文彦氏の「イカのトイレ」と、田村奈穂氏が「折形」からヒントを得たという性的少数者に配慮したトイレ。

今月末から来年夏までの間に、残る12カ所がオープンする見通しだ。

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